パイプリノベーション/既設排水管のトータルメンテナンス・建設コンサルタントのエキスパート 東洋テックス株式会社

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東洋テックスの光硬化防食ライニング工法 - 当社の特長

現在、下水道管渠の延長が全国で約40万kmとなり、付随する人孔(マンホール)も老朽化してきています。こうした状況の中で施設の維持管理から長寿命化が可能な工法が求められています。
当社は、そうしたニーズに応えるために、経済的で長寿命化に対応したコンクリート構造物の補修・防食ライニング工法として、下記の工法を提案しています。

光硬化防食ライニング工法   ・・・・・ マンホール(人孔)、桝の補修・防食

光硬化防食ライニング工法は、高架橋、トンネル、中小河川、農水路、カルバートボックス、処理施設、人孔(マンホール)・桝、大口径管、RC構造物の防食ライニング工法です。
当社では、この光硬化防食ライニング工法の持っている特徴を最大限に発揮できる人孔(マンホール)・桝の更生工法として、シームレスシステム工法、アルファライナー工法と共に光硬化工法シリーズとして提案しております。


①処理水等の条件が厳しいマンホールには、光硬化防食ライニング工法で補修・防食

高温水、高酸性・高アルカリ性といった処理水の場合、新規に鉄筋コンクリート製に取り替えても短期間で腐食が進行するため、耐温度・耐酸・耐アルカリ性のある防食ライニング工法が有効です。
特に、民間工場では、工場毎に排水成分が違いますので施工方法・材料の仕様を十分検討する必要があるだけでなく、小規模で休日のみの施工等の特殊な施工条件も加わります。

当社では、このような厳しい条件を克服する工法として、光硬化防食ライニング工法を提供しております。
 1.処理水が高温である。(85℃程度)
 2.処理水が強酸、強アルカリである。(pH0~pH13程度)
 3.補修後すぐに通水できる。(養生時間が要らない)
 4.耐久性に優れている。(ライフサイクルコストの低減)

光硬化防食ライニング工法

②高品質な使用材料と優れた品質

下表に示すように使用可能pHの範囲が広く熱変形温度が高いビニルエステル樹脂に使用しています。
 1.基材にガラス繊維を使用し、強度が高い工場製品です。
 2.樹脂はビニルエステルであり、耐薬品性及び施工性に優れています。

工法 使用樹脂 耐酸性 耐アルカリ性 熱変形温度 養生時間 耐久性
光硬化防食ライニング工法 ビニルエステル 110℃ 無し
他工法 エポキシ 80℃ 16時間
【プラスチックの耐食性とその評価試験】(奥田聡著)から引用


光硬化防食ライニング工法
防食ライニング工法には数工法あります。他工法は上記の条件等の影響で早期に破損していますが、光硬化防食ライニング工法は2年経過しても何ら損傷していません。

光硬化防食ライニング工法 光硬化防食ライニング工法
他工法の経年劣化破損状況 他工法の経年劣化状況(1年後)
光硬化防食ライニング工法
光硬化防食ライニング工法の7年経過